八幡通り歯科マガジン 熱中症対策

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  • 熱中症対策熱中症とは、体温が上昇することで体内の水分や塩分(ナトリウム)が減少し、身体の調節機能が低下して発症する障害(熱失神・熱痙攣・熱疲労・熱射病)の総称です。

    まだ体が暑さに慣れていないこの時期から、熱中症になる人が増加し始めます。
    また、気温が低くても気象条件によっては熱中症になることがあります。

    炎天下での活動中はもちろん、家の中で過ごす時間が長い人も注意が必要です。
    また熱中症になってしまった時にどう対処すればよいかなど、これから始まる夏を安全に過ごすための正しい知識を再確認しておきましょう。

  • 熱中症になりやすい人は

    熱中症には誰もが注意する必要がありますが、その中でも特に熱中症になりやすい年代や活動があります。

    ★ 熱中症になりやすい年代はー

    ● 乳幼児
    汗腺が未発達で体温調節がうまくできません。部活動で熱中症の症状が現れる
    また大人よりも地面からの照り返しを強く受けるため、ベビーカーに乳幼児を乗せて外出するときなどは十分注意が必要です。

    ● 青年期の男性
    夏場の部活動などのスポーツ中は最も注意が必要です。
    男性の方が運動強度が高いため、熱中症になりやすいです。

    ● 中年期の男性
    外での労働や営業活動など、仕事による身体への負担が大きいためと考えられます。

    ● 高齢者
    汗をかきにくい、暑さを感じにくいなど、体温を下げるための身体の反応が弱くなっています。

     

    ★ 熱中症になりやすい活動はー

    ● スポーツ部活動で熱中症の症状が現れる
    部活動では野球が突出しています。部活動以外の場合では登山中に多く発生しています。

    ● 仕事
    業種別では建設業が圧倒的に多く、続いて製造業、農業で多く発生しています。

  • 運動を伴わない熱中症に注意室内でぐったりするおじいちゃん

    スポーツや労働を伴う屋外での熱中症のリスクとは別にもうひとつ、運動を伴わない熱中症のタイプががあります。
    このタイプの熱中症は、地球温暖化や高齢化、核家族化といった社会背景からも高齢者の日常生活において増加傾向にある熱中症として、日本救急医学会の「熱中症診療ガイドライン2015」でも注意喚起をしています。

    ※熱中症ータイプ別比較※
    運動を伴わない(非労作性)タイプと運動を伴う(労作性)タイプとの特徴を比較

  • 熱中症にならないために

    ・暑さに負けない「身体づくり」を・・・
    身体が暑さに慣れることを「暑熱馴化(しょねつじゅんか)」といいます。
    ふだんから軽い運動を心がけ、適度に汗をかく習慣をつけるようにしましょう。1日30分程度のウォーキング、半身浴やサウナなどで汗を出すのもよいでしょう。

    ・衣服は吸湿性、通気性のよい素材のものを・・・
    少しでも涼しく過ごすために、吸汗素材や速乾性の素材の衣類を着用するとよいでしょう。
    外出時は帽子も忘れずに。日中汗ばむ陽気でも、朝晩はまだ冷えるこの時期。一日外出する際は上着を用意して寒さ対策も!

    ・のどが渇かなくても、こまめに水分補給を・・・
    「のどが渇いた」と感じなくても、夏場は汗とともに塩分も失われていきます。
    定期的に少しずつ水分を補給しましょう。スポーツドリンクがおすすめです。

    こまめな水分補給・塩分もプラス

    ・ふだんから規則正しい生活を・・・
    朝食を抜いたり、寝不足や二日酔いも熱中症の危険性を高めます。
    疲れがたまっていたり、体調が悪いときは十分な栄養と休息をとるようにしましょう。

    ・快適な室内環境を整えよう・・・
    屋内で熱中症にならないために、エアコンの試運転をして室内の風の通り道を再確認してみましょう。
    室内の身近なところに温湿度計を置いて、こまめに数値をチェックする習慣を!

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